2020.09.20「#OASIS presents SOUNDSTORM #1」REPORT
9月20日(日)、東京・下北沢のライブハウスLagunaにて、「#OASIS」が贈る無観客ライブイベント「#OASIS presents SOUNDSTORM #1」を開催。
全く違った個性を持ったシンガーソングライターの3組が、記念すべき第1回目のライブ配信でそれぞれの実力を見せつけた。
山先大生
オープニング映像が流れたあと、記念すべき第1回目のライブのオープニングを飾ったのは、関東を拠点に活動中の山先大生。ギターの音と力強い歌声の「得意不得意」で幕を開けた。間髪入れず、「わたしと小鳥と鈴とひと」を披露し、会場の雰囲気を作っていく。
「画面越しでも精一杯届けますので、受け取ってください」と画面の向こうへ語りかけ、「フック」「太陽」へと続く。ギターを激しくかき鳴らす姿とともに、サビのメロディと歌声が画面から溢れてくるようだ。
そして山先は、「今年は会いたい人に会えないこともたくさんありました。そのときに作った曲を歌います。」と、次の曲「サイレン」へうつっていく。今、こういう時だからこそ感じたことを小刻みなリズムが心地のよいギターの音に乗せる。
最後に、「俺はライブハウスが好きで、配信というかたちでもライブハウスに立たせてもらっているのは本当に嬉しい。今度は、ライブハウスで会いましょう」と語り、最後に「マーチ」を歌いトップバッターを終えた。
山先大生 SETLIST
M2. わたしと小鳥と鈴とひと
M3. フック
M4. 太陽
M5. サイレン
M6. マーチ
Ryoko
2組目は、Ryokoが登場。弾き語りスタイルを軸に、都内を中心としたライブハウスから渋谷や横浜などでの路上まで、幅広くライブ活動を行うシンガーソングライター。キャッチーかつエモーショナルな歌声と耳に残るメロディや、パワフルかつ切なさも入り混じるハイトーンボイスが魅力のRyokoが1曲目に披露したのは、R&Bの要素を取り入れたグルーヴィーなリズムとハイトーンボイスが印象的な「rendez-vous」。観客はいないが、会場は熱を帯びていく。
その勢いのまま、「キミラビリンス」を披露。続く、2nd mini album「stay alone」のリード曲となる「stay alone」や、「GinBuck」を歌い上げた。
「素敵な映像といい音の中で、新曲をやります。失恋の曲が多いのですが、あたたかな、柔らかな曲を作ってみました」と、初披露の新曲「微々」を椅子に腰掛けて、しっとりと歌い上げる。
最後はアップテンポで爽やかなメロディとギターサウンドが心地よい「kushami」で締めくくった。
Ryoko SETLIST
M1. rendez-vous
M2. キミラビリンス
M3. stay alone
M4. GinBuck
M5. 微々
M6.kushami
ヒトリルーム
3組目はヒトリルームが登場。関西を拠点に活動。一瞬で会場の空気を変える歌声が魅力なシンガーソングライター。まずは、スローな楽曲「リリース」からスタート。ヒトリルームのしっとりと歌い上げる歌声は、見ているものを魅了していくようだ。
続く「雨と君と街」からは、会場が一変し、高音な歌声が響きわたり、サビに向かうにつれ、テンポがあがる。大サビでは心地よい声が会場を包んだ。
「あとのあとのあと」は、タイトルのとおり、「あとのあとのあと」という耳に残るフレーズ部分が、とても印象的な楽曲だ。
「今は大変な時だし、ライブができなかったりとか、それでもやらないと生きていけない人もいます。どんな環境でも音楽を届けることができることに、感謝したいと思います」と語った。そして、「今日はいつもよりゆっくり帰ろう」を歌い上げ、最後には、人それぞれ憧れの人や尊敬している人、そんな人たちに支えられたこの数カ月間の間に思ったことを曲にした「super hero」を、幅広い音域と艶のある歌声で届け、幕を閉じた。
ヒトリルーム SETLIST
M1. リリース
M2. 雨と君と街
M3. あとのあとのあと
M4. 今日はいつもよりゆっくり帰ろう
M5. super hero
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