2020.11.29「#OASIS presents SOUNDSTORM #2」REPORT
11月29日(日)、東京・渋谷のライブハウスgee-ge.にて無観客ライブイベント「#OASIS presents SOUNDSTORM #2」を開催。
音楽ライブのかたちが変化し、有料ライブ配信がスタンダードになるなか、若い才能をたくさんの人に届けたいという願いから、9月の初開催イベントに続き、今回もYouTubeにて無料で配信をおこなった。
yumeko
ライブのオープニングを飾ったのは、19歳のシンガーソングライターyumeko。 自身が初めて作ったという楽曲「君と星」を1曲目にセレクト。会場が優しい歌声に包まれライブがはじまった。「緊張がすごいです」と語っていたが、その言葉を打ち消すような歌声を披露していく。今回は歌を作った順にセットリストを組もうと考えていたようで、「別にいいよ」という歌詞に合わせたキュートな笑顔が印象的な「いいよ」、恋愛をオレンジに例えたミディアムバラードな「オレンジ」、ライラックという花をモチーフに作った楽曲でいろいろな捉え方ができるという「Lilas」を歌い上げた。最後の曲は、自分の年齢となる19才の思いを歌詞にした新曲「19才だから」を歌い、次のアーティストへつなげた。
yumeko SETLIST
M1.君と星
M2.いいよ
M3.オレンジ
M4.Lilas
M5. 19才だから
室井雅也
2組目は、室井雅也が登場。兵庫県出身・東京を中心に活動するシンガーソングライター。ポップな世界観を描く室井雅也が1曲目に披露したのは「プレイ」。そして、2018年にリリースした1stアルバムに収録されている、ギターのリズムも気持ちいい楽曲「季節のグルーヴ」を続けて披露した。「今年の夏は自粛でステイホームだった方も多いと思います。良かったら一緒に夏しましょう」と、スローなテンポに、夏の思い出が小説の歌詞のように散りばめられた「A GIRL BY SEASIDE」に引き込まれていく。
そして、続く楽曲は新曲となる「ことのは」。「ライブが出来なく、思うように活動ができなかったときに、音楽は何のためにやっているのだろうと思ったことがありました。そんなときに、音楽を始めた中学生の頃、父親から借りたアコースティックギターを触って、初めてCコードを弾けたときのことを思いだし、誰かのためではなく、自分の喜びのために音楽をやっているんだ。その先に誰かが見てくれていたら万々歳です」と、新曲「ことのは」を作ったエピソードを語り、ラストは「BLANK」で出番を終えた。
室井雅也 SETLIST
M1.プレイ
M2.季節のグルーヴ
M3.A GIRL BY SEASIDE
M4.ことのは
M5.BLANK
大東まみ
3組目は大阪出身の大東まみ。透き通る声が魅力的だ。1曲目は、一人歩く夜道の独り言をイメージして書いたという「daylight」。「大東まみと申します!よろしくお願いします!」という挨拶とともに、アップテンポな「ファイトソング」で会場から全国の視聴者へ元気を届ける。続く楽曲は、高校生くらいまで無口でケチなお父さんのことが大嫌いだったけれども、大人になってから、それがお父さんなりの優しさだったと気づくことが多かったという、車の中での思い出をテーマにした「シートベルト」や、誰かの背中を撫でられるようにと思い作った曲「Swimmy」と、あっという間に時間は過ぎていく。
イベントを締めくくる最後の曲「長い夢を見ていたようで」は、大切な人がいなくなってしまったとしても、乗り越えて素敵な思い出だったと、泣きたいときに寄り添えるような曲になれたらという思いをのせ歌い上げた。
大東まみ SETLIST
M1.daylight
M2.ファイトソング
M3.シートベルト
M4.Swimmy
M5.長い夢を見ていたようで
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