2022.1.29「#OASIS presents SOUNDSTORM #7」REPORT
1月29日(土)、東京・三軒茶屋のライブハウス、三軒茶屋GrapeFruitMoonにて、「#OASIS」が贈る無観客ライブイベント「#OASIS presents SOUNDSTORM #7」を開催。
7回目の開催となる今回は、SOUNDSTORM #3と同じ会場の三軒茶屋GrapeFruitMoonに舞い戻り、#OASISの特徴でもあるシンガーソングライターの魅力が詰まったライブになった。
としゆか
トップバッターを務めたのはとしゆか。作曲家として活動しつつ、アーティスト・サウンドクリエーターもしているシンガーソングライター。
心地の良いギターの音色と、お洒落なライトの映像からライブがスタートした。1曲目は『幸せの掛け算』2020年10月にリリースされた楽曲だ。疾走感のあるギターと力強さに優しさを秘めた声で自分の世界を作り出す。
歌い終えると短く挨拶を挟み、2曲目『人生絵図』につなげた。リズム感のあるメロディを聴いていると自然に体が動き出す。
続いて前2曲とは違い、ゆったりとしたメロディーを優しい歌声を奏でる3曲目『常夜灯』が始まる。
切なさを感じさせる歌声とハリのあるギターサウンドが相まって、その場の空気の流れが変わったように感じた。
3曲目が終わると、自分にとっての“#OASIS”は地元と話し、年末に帰省した際の雰囲気を曲にしたという『カントリーマジック』『君のいる世界』を披露。軽快なギターストロークと力強い歌声で、会場を温める。止まらない汗からも緊張と興奮、そして現場の熱量を感じさせる。
最後に披露した楽曲は『ハート』。自身が高校1年生の頃に好きな人のために作ったという楽曲で、甘くメロディアスなアルペジオから始まり、当時の想いが詰まった歌詞と心に届く歌声で、最後までとしゆかの世界観を作り出し、次のアーティストへバトンを渡した。
としゆか SETLIST
M1.幸せの掛け算
M2.人生絵図
M3.常夜灯
M4.カントリーマジック
M5.君のいる世界
M6.ハート
nene
次に登場したのはnene。優しくも特徴のある歌声を持つ19歳のシンガーソングライター。
優しく爪弾かれたギターとしっとりとした歌い出しで1曲目『センシティブガール』が始まる。ジャジーでおしゃれかつ聴いていて心地の良い音楽で、neneの世界観を作り上げていく。
「neneです。よろしくお願いします。」と軽く挨拶をして、2曲目『Sweet dream』を披露。流れるようなギターサウンドと特徴的な声が合わさり、まさに甘い夢のような空気が広がる。
そして「夜を彷徨っている私の歌を、一つ歌います」と3曲目に披露したのは、唯一音源配信をしている『Sleepless town』。
2曲目に続きゆったりとした薄暗い夜のような世界でその場を包み込んでいき、そのまま『いらない』と『reborn』を続けて披露。
これまでに作られた世界観にさらに切なさが合わさり、心の中に直接語りかけられるように聴き入っていく。
最後に「私たちがいつまでも私たちでいられるように」と『消えないで』を披露。歌声にさらに力強さが増していき、neneの魅力を存分に伝えて、トリにバトンを託す。
nene SETLIST
M1.センシティブガール
M2.Sweet dream
M3.Sleepless town
M4.いらない
M5.reborn
M6.消えないで
神戸のあらた
トリを飾るのは神戸のあらた。その名の通り、神戸出身のクセになる歌声を持つシンガーソングライター。
「みんな、こんばんは」とフランクにステージを始め、1曲目『ラジオ』を披露。カントリー風なノリでどこか懐かしさを感じる雰囲気で会場を徐々に温めていく。
「拍手ありがとうございます」と画面の向こう側にいる視聴者にお礼を言い、『砂ぼこり』『ナスティハウス』を続けて披露。優しくノスタルジーな気持ちにさせるギターサウンドとどこか寂しさを感じさせる歌声とメロディが心に響く。視聴者のコメントからは「乾杯をしよう」などまさにお酒を飲みながら楽しみたいバーのような空間が広がっていた。
「だらしない歌やります」と言い、4曲目『一度決めたら曲げない男』につなげる。
2度寝をして最後の最後まで起きられず、最終的に遅刻するというジョークを含んだ楽曲で、歌い終わると自身も思わず笑ってしまった。自身の今の生活習慣を歌詞にしたと話す。
そして「好きな人の歌をやります」と優しくメロディアスなアルペジオの音色から5曲目『まんなか』を始める。切なさと寂しさがギターサウンドに乗って聴いている人に届く。
「みんな画面越し歌ってほしい」とこのイベント最後に披露したのは『オー・シャンゼリゼ』。
パリを舞台とした曲だが、神戸のあらたが歌うとやはりどこか懐かしさを感じ、日本の下町にいるような気分になる。
そして「終わりどころがわからなくなってきた」と戯けながらも最後には視聴者のコメントとともにゆったりとフィナーレを迎える。
神戸のあらた SETLIST
M1.ラジオ
M2.砂ぼこり
M3.ナスティ・ハウス
M4.一度決めたら曲げない男
M5.まんなか
M6.オー・シャンゼリゼ
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